秋はどこへ?

アメリカ

平凡な日々

10/21 Salt Lake City (走行距離:0km)

 朝のシフトに出勤するため、自転車でガレージを飛び出す。いつも通り、仲良しの仲間と仕事をこなした。5時に仕事を終えると、自転車で家まで1時間かけて家の方向に向かうのだが、随分と寒くなった気がする。ソルトレイクシティは山に囲まれており、盆地になっているのだが、周りの山々は雪に覆われ始めている。ついこの間までは夏であったのに、もう冬がそこまで来ているようであった。ジムでのトレーニングを終えて家に帰宅し、みんなで夕食。食後は日本でちょうど令和天皇の『即位礼正殿の儀』が行われていたためライブ中継でその様子を眺めた。

安倍首相が挨拶に向かう瞬間。

 既に出国前に『令和』には変わっていたが、この儀式を見る事で改めて自分が生まれた平成の時代が終わったことを実感した気がした。

10/22 Salt Lake City (走行距離:0km)

 本日は午後のシフト。今のところ、私のシフトを見ていると、私は朝のシフトが多く、夜のシフトは週に1度程度しか回ってこないことが多い。朝のシフトだと、帰りにジムにも寄れるし、時間帯的に好きなのだが、夜のシフトよりは稼ぎが少なくなりがちだ。夜のシフトは帰りが遅くなることと、店締めの作業があるため仕事として面倒な点があるのだが、その分稼ぎも良くなるというメリットもある。そのため今与えられているシフトは個人的には気に入っていた。

 シフト前のミーティング時に、賄い飯の方針が代わって2種類のラーメンは従来通り無料で食べられるが、それ以外のメニューも割引が効くようになり、半額で食べられるようになった。そのため、今日は別の種類のラーメンを食べることにした。これから店のメニューを少しずつ制覇していこう。

今回の豚骨ラーメン”Tonkotsu black”

10/23 Salt Lake City (走行距離:0km)

 朝仕事であったが、仕事の後に教室での最後のフライフィッシングの授業があり、公共交通機関で移動する必要がある。先週は自転車を持っていたことで、職場から教室までの移動がしづらかったため、今回は朝から自転車でなく徒歩と公共交通機関のみの利用で出勤した。

 仕事が終わるとその足で授業の行われる場所へ移動。車だと30分弱で着くところ、1時間半かけてようやく到着。最後の授業のテーマはフライ(擬似餌)の作り方。

ホワイトボードには今回のフライの作成方法が描かれていた。
実演でフライ作成。写真は作成するのに必要な道具。
動物の毛なども使用して作成していた。

10/24 Salt Lake City (走行距離:0km)

 昨晩は授業後にまたミッキーの実家に泊まり、今朝は早朝からゲイル(ミッキーの母)が仕事で街に行くというので、車でダウンタウンまで移動。仕事までは3時間ほどあるし、まだ外は真っ暗だが、それまでの間はカフェで簡単な動画編集等を行なって時間を潰した。

 仕事後は、ミッキーと彼女のドリューの3人でディナーに行くことになっていた。レストランはユタ大学に留学していたときに友達になったモンゴル人の留学生、アイノアが経営しているお店に行く予定だ。留学時代は彼女に勉強面で沢山助けてもらった覚えがある。久しぶりに会うため楽しみだった。

 店に行くとなんともお洒落なお店だし、なんと言っても私より若いアイノアが立派な店を経営してるものだから大したものだと感心してしまった。しかも料理は寿司系(肉料理もおいてあった)。アイノアの彼氏が長年日本食レストランで働いていたらしく、今は2人で店を経営しているのだとか。申し分なく美味しかった。

魚のカルパッチョ。
和食というよりも洋風?
サッポロビールに日本酒も飲んでしまった。
アイノアと4人で撮影。
久しぶりの再会だった。

10/25 Salt Lake City (走行距離:0km)

 本日も朝から仕事。フロントデスクのパソコンには、誰がどれだけチップを稼いだか記録されるシステムになっているのだが、仕事終わりに画面を確認すると、一緒に働いている人の中で一番チップをもらえていた。

「また雄介が一番稼いでるね」と他のスタッフに笑顔で言われた。なぜかいつもチップ稼ぎの調子が良い。常に笑顔で、そしてサービスには気をつけていることもあるが、私が日本食レストランの中で唯一の日本人であるからだろうか。とにかく稼ぎが良いことに越したことはない。この日も自転車でジムに寄って帰宅した。

10/26 Salt Lake City (走行距離:0km)

 仕事は朝のシフトであったが、今日は職場の仲間であるタイラーと共にスキー・スノーボードのバザーに向かってから仕事に行くことになっていた。アウトドアブランドのブラックダイアモンド(ユタ初の会社)が主催となっていろんな人が要らなくなったスポーツ用品を持ち寄るこのバザーで、スキーをするのに必要な道具が手に入るかもしれない。そんな期待を寄せながら会場に向かった。しかし、スキーブーツをメインに探していたのだが、私の幅広甲高に合うスキーブーツはなかなか見つからない。結局タイラーは色々な道具を購入したが、私は何も収穫なしに終わってしまった。

仕事前にタイラーとカフェで一息。
彼は2年間ほどヨーロッパをメインに旅していた経験があり、
さらにバックカントリースキーヤーでもある。
旅・アウトドア大好きで私と気が会う友達の1人だ。
今日の賄い飯、”Tonkotsu White”

 仕事後はミッキーの彼女、ドリューにピックアップしてもらい、彼らの家へ。家に着くと既にミッキーの家族もみんな揃っていた。これからみんなでユタ大学のカレッジフットボールの試合観戦(ホームゲーム)に行くのだ。用意してもらっていたタコスとビールを胃袋に流し込み、車に乗って大学のスタジアムに向かった。今日の相手はUC Berkeleyだ。

久々のスタジアムは人で溢れかえっていた。
今日は”black out day”つまりユタ大学サポーターはみんな黒い服を着て応援する日なのだ。

 試合開始前はイベントやパレード、花火が行われ、そして選手の入場時には盛り上がりもピークに達した。さらに試合開始後まもなくして、ユタ大学がスコアしたものだから、気温はとても寒いにもかかわらず、会場全体はとてつもない熱を帯びていた。

ユタ大学のスタジアムはソルトレイクオリンピックの時にも使われた会場。
費用の掛け方といいやはりアメリカのスポーツ市場は大きい。

 結果は35ー0で圧勝し、ホームの皆様は安心してみんな家に帰っていった。我々もこの勝利に安心し、みんなでミッキーの実家に帰った。

10/27 Salt Lake City (走行距離:0km)

 翌朝、前回船で川下りをしながら釣りをした川に向かった。ポイントに着くと、マイクのフライフィッシング授業を受講している生徒たちが既に沢山集まっていた。今日は授業の一環で実演授業の日なのだ。それにしても寒い。周りは雪に覆われているし、こんな環境の中、川に浸かるとなるとより体が冷えそうだ。

 ミッキーや、弟のフィン、ドリューは生徒たちの指導をする。私は生徒側の人間なので、教えてもらいながら釣りをした。全体的に当たりが少ない日だったようだが、私は5匹釣り上げることができた。

完全防備で釣りに向かう。
みんな川に入り、釣りの指導を受ける。
途中雪も降っていた。
極寒の中吊り上げた魚は綺麗な色をしていた。

 釣りの後は、マイク率いるフライフィッシング講師陣とみんなでブランチを食べに、近くのレストランに向かった。授業の後の朝食会は毎回の恒例行事のようだ。

みんなマイクの仲間で、ボランティアでマイクを手伝ってくれているようだ。

 フィッシング後は、仕事であったため夕方から出勤。充実した週末を過ごすことができた。

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