幸先悪い2020

アメリカ

仕事まみれ

12/28-30 Salt Lake City (走行距離:0km)

 4連休が終わり、今日からは3日連続で毎日12.5時間シフト。4日間しか空いてないのに、店に行くのが妙に久しぶりな感じがした。日本でサラリーマンをしていた時はもっと長いこと働いていたが、デスクワークで基本的に座っているだけであったため、身体的な疲れはそれほど多くなかった(精神的な疲れは間違いなく多かったが笑)。しかし肉体労働で、12.5時間となるとなかなか疲労がたまりかなりシンドイ

 3日間の長時間労働を終わらせると、その日はちょうど店のメンバーで飲みに行くということで、気晴らしに私も飲みに行くことにした。いつものバーでビリヤードをしながら飲んでいると、楽しい時間はあっという間なもので、知らぬ間に夜中の1時を過ぎていた。

真剣にビリヤードをするマット
仕事後の呑みはやっぱり良いよね。

 良い時間を過ごせたが、仕事で疲れ果て、お酒も入っていたため帰宅するとすぐにベッドに倒れ込んだ。

12/31 Salt Lake City (走行距離:0km)

 本日は2019年最後の日。日本だったら年末年始はダラダラするはずなのだが、レストランは休みな訳はなく、今日はランチのシフト。重たい体を起こして、仕事に向かい、最近はラーメン食べていなかったが、年納めのラーメンを賄いで食べる。

一番こってりのメニューだが、一番好きなラーメンを食べる。
普段あまりラーメンを食べない職場の仲間も
今日は年納めラーメンを食べていた。

無事、2019年最後の仕事を終わらせ、帰宅すると、年末ということで今日の夕飯はすき焼きであった。これまたなんとも贅沢な。旅してたら食べれないから、今のうちに沢山食べておこう。

ご馳走、ありがたや。

メキシコ恐ろしや

2020/1/1 Salt Lake City (走行距離:0km)

 明けましておめでとうございます。正月は休日の中で一番私の好きな休日だ。小さい頃は正月ほど退屈な休日はないと思っていたが、年を取るにつれてお雑煮食べながらお酒飲んでダラダラする休日が大好きになっていた。しかし、今年の正月はアメリカ。しかも年始早々12.5時間のフルフルのシフト。『最悪だー』と内心思いつつ、仕事に向かおうとすると公共交通機関が動いていないではないか。

 仕方なく、ウーバー(タクシー)で出勤しようとすると、ホストファーザーは休みであったため、職場まで車で送ってもらえることになった。『年始早々ラーメン食べにくるやつがそんなにおるものか』と思いつつも、意外に客足が多い。バタバタ仕事をしているとあっという間に夕方になった。

 しかし、夕方頃になるとまたしても体調が優れない。軽く目まいがしてきたため、マネージャーに伝えて、8時頃に早引きさせてもらうことにした。

今度こそウーバーを呼んで家まで帰ると、ドライバーはメキシコ出身のおっちゃんであった。「HAPPY NEW YEAR! 年始の仕事はどうだった?」と気さくに話しかけてくれたので、色々話をしてしまった。たまたまメキシコ出身の方であったから、この先の旅で気になる治安等を聞こうと、私の経緯やこれからのプランを話すと、

「うーん、正直自転車で今のメキシコに行くのはお勧めしない。俺だったら行かない。」と言うではないか。確かに今のメキシコの情勢は相当悪い事は知っていたが、個人的にはなんとかなるんではないかと思っていた。しかし、現地の方から色々な話を直接聞くとやたら説得力がある。

「俺の住んでいた場所はGuerreroという場所だが、ネットで検索したら『旅行で行ってはいけない地域』と出てくるから見てみると良い。俺の家族は3年前にみんなユタに移住したから良いが、それまではずっとそこにいたんだ。今はギャングが沢山いて、家にいてもギャングがやってくる。その時はお金を渡したり、食べ物を渡さないと自身が危ない目に合うんだ。街には死体も沢山転がってるし、俺は遊びでギャングが人を3人殺しているのを見た。」

 そんな話を聞いていると、とてもじゃないけどそんな地域に踏み込める気がしなかった。もちろんメキシコ全域がそういうわけではないが危険な場所は本当に危険だ。ここを出発する前にもっと情勢をリサーチして、必要であれば空路等、自転車以外の移動手段を選ぶしかなさそうだ。 Safety First!

 家の前に着き、ドライバーに別れを告げて家に入ると、すぐに体調が悪化した。熱も出始めており、悪寒もしていたのでこれは完全に風邪を引いたなと思い、すぐさまベットに横になった。疲れ的にも限界が来ていたようだし、この先の旅で大きな不安要素が増えてしまい、2020年はかなり幸先の悪いスタートとなった。

1/2-5 Salt Lake City (走行距離:0km)

 次の日、起きると完全に熱の症状が現れており、全身が重たい。たまたま今日、明日と仕事はオフの予定であったから、しっかり休んで様子を見ることにした。

 しかし、熱はどんどん上がり、39度まで上がる。明後日の仕事はとてもじゃないけど、働ける気がしなかったため、カバーしてくれる人を探し、その更に次の日も休みにしてもらうことにした。自転車旅の最中でなかったのが不幸中の幸いだが、やはり辛い。この休みの期間はほとんどベッドから起きることなく、ずっと寝こんでいた。

1/6 Salt Lake City (走行距離:0km)

 おそらくインフルエンザであったが、病院には行かずになんとか自力で治した。まだ体調は万全ではなかったが、これ以上は仕事も休んでいられない。病み上がり初っぱなから12.5時間のシフトであったが、頑張って店に向かった。最初は寝過ぎで、体がとんでもなく鈍った感じがしていたが、時間が経つにつれて、調子も良くなっていった。ようやく復活だ!

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