ミラクルおばあちゃん

アメリカ

グレイシャーナショナルパークに行きたい。

8/10 Kalispell〜Ronan (走行距離:110.3km)

 今日も天気が崩れそうだ。早めに出発するため6時に起床。本当はここから近くのグレイシャーナショナルパークに行きたかったのだが、この先の天気予報や、疲れ、スケジュールを考えて今回はパスし、次の街でのホームステイ先も確保していた。とはいえ、モンタナの人はみんな行くべきだと言ってくる。『うーん、やっぱり行きたい』と胸の内で葛藤していると、ホストのベティが「いつでも帰ってきなさい」と言ってくれた。朝食に美味しいサンドイッチを作ってもらい、トムとベティとお別れをした。今までみんなWarm showersの人たちには良くしてくれたが、今回のホストは特別良くしてもらった。また帰ってくることを伝え、そして日本にも遊びに来てもらうように話した。

Warm Showersとはサイクリスト向けのサイト。別記事参照

https://samuraieddy.com/アラス蚊#toc3

↓Warm Showersのサイト

Home | Warmshowers.org
最高に美味しかったし、ランチも持たせてくれた。
ジョンは寝ていたので、2人と撮影。いい人との出会いは一生物。

 2人に手を振りながら自転車を漕ぎ出した。本日のルートはフラットヘッド湖の横をずっと走るコースだ。路肩の幅は狭いが、景色は悪くない。しかも崩れると思っていた天候は良好だ。

澄み切った水。ミズーリ川沿の湖で一番大きな湖。長さ48km、幅24kmと巨大だ。

 湖横を走っているとやたらとサクランボ園、サクランボ売り場が多い。フラッドヘッドチェリーと言ってかなり有名みたいだ。最初は何も考えてなかったが、あまりにも看板が多いので、買ってみることにした。

湖横は果樹園まみれ
売り場もたくさん。
チェリーとブルーベリー、計1ポンド(約500g)購入。

 採りたてのチェリーを一口食べてみる、チェリーの濃厚な甘みが口にジワっと広がった。続いてブルーベリー。こちらは少し酸味があり、サッパリした甘さ。かなり量もあったので少しずつ食べたかったのだが、食べ始めると手が止まらない。結局立ち止まったまま、一気に1ポンドのフルーツを食べてしまった。『く、苦しい。。この後、赤いオシッコ出そうや』なんて考えながら、また進み出した。

 結局雨にも降られず、目的地に着くも、ホームステイするはずの家に誰もいない。メールを送って待ってみたが答えも帰ってこない。そこで電話してみると、落ち着いた声の男性がでた。「俺は今日家にはいないけど、家内が後1時間くらいで家に着く。鍵の暗証番号教えるから、入ってシャワー浴びるなり、キッチンで料理するなり好きにしてくれ。自転車はガレージに入れておいていいよ」と言われた。知らない人の家だけど言われた通り中に入る。シャワーを浴びて、夕飯を作っていると、とんでもなく激しい雨が降り出した。雷もなるし、一時的に停電にもなるし。。『家の中に入れてもらえて良かった。。」と思いながらご飯を食べていると奥様のアナマリーが帰ってきた。

雲行きは怪しかったが、このあと豪雨がきた。
食材が全然なかったので、芋と玉ねぎと白飯で質素なご飯。

 元気に「こんにちは」と握手を求めてきた。お子さんが6人おり、更に孫も沢山いる彼女は、今日は孫と遊んでいたらしい。家の中にキリストの写真や家族の写真もあったので、モルモン教の方なのかなーと思っていたらまさにその通りだった。私はユタに交換留学した経験を話すと、「じゃあモルモン教についても知ってるわね」とにっこり笑顔を見せた。ユタ州にはモルモン教の方が多いのだ。簡単にモルモン教のことを説明するとキリスト教の一派だが、アルコールを飲まない等少し厳しめのルールがある宗教だ。とても親切で優しい方が多く、彼女もそのうちの1人だった。

帰って来るなり、15ポンドのフラットヘッドチェリーを持ってきた。
食べていいよと言われたけど、もうチェリーはしばらくいいかな笑

 家族の話や趣味の自転車の話を聞いてると、他のゲストが2組きた。子供たちが巣立っていった今、余った部屋を利用して民泊もしているようだ。挨拶をしてしばらく会話したあと、なんだかとても疲れていたので早めに就寝した。嵐の中ホームステイさせてもらえて本当に良かった。

サイクリスト天国

8/11 Ronan〜Missoula (走行距離:93.8km)

 今日の天気はひどい予報だ。雨に打たれることには変わらないが、まだ朝のうちは大丈夫そうだったため、7時頃に出発することにした。アナマリーもその時間に起きてきて、お別れをしてくれた。昨日の嵐もあったし、雨に焦っていたこともあったため、すっかり彼女と写真を撮るのを忘れてしまった。早くに出発するとはいえ、朝ごはんはしっかり食べたい私。近くのマクドナルドに行き、ホットケーキセットをサクッと食べる。

以外にしっかりした朝食
雨は降ってないがどんよりした空気

 疲れは溜まっていたが、今日終われば明日は休みだ。2泊ホームステイできる場所も確保したし、今日は嵐にだけ負けないように頑張ろう。一度、晴れることもあったが、それ以外はやはりずっとドンヨリ。嫌な空気を感じながらいつもより早めにパドルする。頑張った甲斐もあり、一瞬雨が降ることもあったがほぼ濡れずに目的地付近に着いた。

町外れにある国際空港
モンタナ大学がある場所で有名。サイクリストとしては
Adventure Cycling Associationのヘッドクオーターがあることでも有名だ。

 今日のホストには5時ごろ着くと連絡していたが、早くに出発したこともあり、13時頃には着いてしまった。そのため、雨も降っていないし、市内を散策。ここミゾーラにはAdventure Cycling Associationという自転車関連の非営利団体のヘッドクオーターがあるので、まずはそこを見てみることにした。

ヘッドクオーターがあるだけあり、街全体が自転車を推奨している。
サイクリスト天国だ。
アドベンチャーサイクリングアソシエーションの建物入り口。
今日は日曜日なので閉まっていたが、場所だけ確認。
建物も立派だ。

 その後は、またしてもマクドナルドに入り、コーヒーだけオーダーして時間つぶし。中に入ってしばらくすると、風が強く吹き、枝や葉が大量に飛んでいる。そしてすぐに土砂降りの雨が降り出した。「よかった。。」と思いながら5時近くまでゆっくりする。雨が弱くなった頃にホストの家に向かうことにした。

土砂降りの様子。ゲリラ豪雨的な感じ。
大粒の雹と雷もすごかった。

 雨に打たれながらホストの家に行くと、おばあちゃんのイサエルが迎えてくれた。「寒かったでしょ?部屋に案内するから、そしたらすぐに暖かいシャワーを浴びなさい」と言ってくれた。土砂降りは間逃れていたが雨に打たれたことには変わりなく、体は冷えきっていた。シャワーを浴びてリビングに行き、改めてご挨拶。イサエルは81歳のおばあちゃんで愛犬のレラと一緒に暮らしいている。ひ孫もいるが、現役のサイクリストだ。この歳になってもキャンプをしたりしながら海外でサイクリングをしている。今年はニュージーランドに行ったようだ。「6時半にご飯にするから待ってて。レモングラスティー飲む?」と言われたので、ホームメイドの暖かいお茶をもらい、飼い犬のレラと遊びながら夕飯を待った。椅子に座っているとレラは私の膝に飛び乗りそこでうずくまる。なんとも可愛い子だ。

私のことが好きらしく、ずっとくっついて離れない。可愛い。。

 私がアジア人で、長く旅していることを感じ取っていたらしく、わざわざメニューを調べてアジア料理を作ってくれた。白菜とチキンの炒め物とお米、サラダにワインをご馳走になった。毎日ワインを飲むらしく、81歳なのによく食べる。終わりには庭になるりんごで作った、手作りアップルパイにアイスクリームまで乗せてご馳走してくれた。(彼女ももちろん食べていた)

なんと豪華なご飯だろうか。
白菜3ヶ月ぶりに食べた。
元気一杯のイサエルおばあちゃん。ワインも飲むし、スマホも自在に使いこなす。
次の自転車旅はシアトル〜バンクーバー間らしく、飛行機をスマホで予約していた。

 夕食を楽しみながら旅の話や、家族の話、自転車についてや、これまでのゲストの話など沢山話した。彼女は今までランニングをよくしていたが、2013年から自転車でツーリングを始めたらしく、国内海外でもWarm Showersをよく使うようだ。ゲストも沢山ホストしてきており、街のサイクリストコミュニティ内でも有名そうだ。サイクリング以外にもクロスカントリーでスキーしたり、ランニングしたりととにかく活発だ。食後ゆっくりしてると、「あら、いけない。嵐だったからレラの散歩に連れてってないわ」と彼女が言い出した。すっかり食後には晴れきっていたので、少し遅い時間だったが、私が代わりに散歩に連れて行くことになった。

あぁ、なんて可愛いんだろうか。犬好きにはたまらん。

 サイクリング後であったが、犬好きな私は散歩が楽しくなって1時間も散歩してしまった。家に帰ると、「道に迷ったのかと思ったわ」と言われてしまった。ちなみに、彼女は我々が家を出た後、皿洗いをして、ランニングがてら我々を探していたみたいだ。元気すぎてびっくり。なんだか彼女の元気さで、私の疲れも吹き飛んだ。散歩後にまた色々と話した後、就寝しようと地下の部屋に行くと、レラもついてくるではないか。そして私がベッドに入ると布団の中に潜り込んできて一緒に寝てくるのだ。癒される。。

8/12 Missoula市内 (走行距離:10.5km)

 今日はオフ日だ。とはいえ、朝方人間。6時半には起き、リビングに向かう。おばあちゃんはすでに起きており、コーヒーすすりながら新聞を読んでいた。「コーヒーいる?朝は何がいい?」と聞かれたので、オートミールとコーヒーをいただいた。朝は新聞読みながらゆっくりするのが好きらしく、邪魔しないように、私もゆっくりしていた。食後しばらくして、adventure cycling associationのヘッドクオーターに向かおうと、ガレージに停めてある自転車を取り出すと、又しても後輪タイヤの空気が抜けている。なんとかもう少し持たせたかったのだが、根本的にタイヤが磨り減りすぎてダメになってるようだ。とはいえ、この重たい荷物を運びながら5,000kmも走ってくれれば上等だろう。

磨り減りすぎてゴムの下の生地が見えてきてる。
ちなみに前輪はこちら。自転車は比較的後輪の方が磨り減りやすい。

 アラスカで購入しておいた新しいタイヤに変えるか迷ったが、今回は前後のタイヤを入れ替えて長持ちさせる作戦にでた。

タイヤとチューブまみれ笑

 やっと交換を終わらせ、念願のアドベンチャーサイクリングアソシエーションに向かう。建物に着くなり、たくさんの自転車が置いてある。中も自転車や部品で作り上げた装飾品で沢山だ。このアドベンチャーサイクリングアソシエーションは前述した通り、非営利団体で、自転車向けの地図の作成や、道の調査、自転車や歩行者に安全な道を作るための活動、その他自転車雑誌の作成など、様々なことをしている団体だ。中に入ると組織の歴史やどんな事をしているかなど、スタッフが建物内を案内してくれた。

↓Adventure Cycling Associationの公式ページ

Members
We’re all part of this community. Adventure Cycling’s response to COVID-19 here. dspThemeInclude('templates/layouts/members.cfm') $.dspObject(...

↓Adventure Cycling Associationのウィキペディア

Adventure Cycling Association - Wikipedia
さっそくドアノブが自転車のハンドル。
中のオフィス。二階建てて
建物内もかなり大きい。
立ち寄るサイクリストの写真が壁に沢山
飾られている。私も載せてもらった。

 最後にフリーのアイスクリームとソーダをもらって町の中を散策。お昼にギリシャ系のファストフードがあったので、なんとなく店に入り昼食。

ピタのようなものに肉や野菜、チーズ、
ソースが入った料理。美味しかった。

 食後はすでにアドベンチャーサイクリングアソシエーションでアイスクリームを食べていた私だが、ミゾーラで人気のアイスクリーム屋が別にあるらしく、行ってみることに。列に並んでアイスオーダー。確かに美味しいし、量がとんでもなく多い。味も量も大満足だ。 

Big Dipperという老舗だ。私はお兄さんがオススメした
ハックルベリーとエスプレッソオレオを購入。

 それからは、自転車の町で有名なのため、これまでずっと探してきても見つからなかった壊れたパニアバッグのパーツ探しやタイヤの状況を見てもらおうと、色々なバイクショップを転々とした。結局タイヤについては前輪に移動させた磨り減ったタイヤをスペアと交換し、チェーンの溜まった油などを取り除いてもらった。また、見つからなかった部品については、アドベンチャーサイクリングアソシエーションにストックがあることが判明したので、もう一度向かうと、無料でパーツを交換してくれた。今まであんなに探していたのに、流石。

 最後に、ミゾーラは醸造所が沢山あるようなのでオススメされた物のうちの1つ、”Draught Works”に行き、ビールを明るいうちから飲んだ。最高に美味しかった。

種類がありすぎて迷う。たくさん試飲させてもらった。
飲みながらパソコンカタカタ。

 少し酔っ払い居眠りしてしまったので、マクドナルドに場所を移してブログ更新。しかし全然はかどらない。。夜はアドベンチャーサイクリングアソシエーションのスタッフがオススメしていたタコスのお店でサクッと食べて帰宅。自転車のメンテナンスやパーツの調達、ブログの更新に観光までできて大満足の一日だった。

タコス。今日はオフだし、少しばかりお金使ってしまった。

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