脅威の筋肉痛!?

カナダ

登山スタート

7/31 Cascade Mountain(走行距離:0km)

 本日は登山Day。私の登山経験というと、富士山2回登頂と簡単な山をいくつか登ったことあるくらい。今回登るカスケード山(Cascade Mountain)は、バンフの中では登山的にクラシックな山らしい。私がバンフに着く前にデイビッドはバンフ内にある別の山、ランドル山(Mt. Randle)に登ったみたいだ。デイビッドは去年ダイエットを始めて30kg程減量したらしいが、それでも身長190cm、体重も100kg超えの巨体。そんな彼がカスケード山より難しいと言われるランドル山に登っているのだから、登山経験がそんなにない私でも登れるだろう。

 デイビッドがランドル山で知り合ったという、タイラーも今回の登山に同行予定だ。7:30amにタイラーが車でにホステルまで迎えに来てくれた。タイラーは31歳で、ロブスターの漁師。今は休暇でここに登山に来ているらしい。

今回登るカスケード山。ここから歩くのか〜。
せめて自転車でもっと麓まで行きたい。

 麓まで移動し、森の中に入ると傾斜が急なこと!普段は自転車での移動で、舗装路に慣れているから、久しぶりの山道に少しびっくり。しかしそんな傾斜もものともせずに、スタスタと登っていくデイビッドとタイラー。私は付いていくのが精一杯だった。だが日頃自転車で鍛えてる私も負けていられない。しばらく歩いていると、体が慣れてきて、ペースもアップ。知らないうちに自分が先頭に立っていた。デイビッドは「You are too fit! (さすがに鍛えられてるね)」とハアハア言いながら言ってくるのであった。

急な坂道を進むデイビッド。

 2時間半ほど森の中を登ると、徐々に高い木々がなくなり、低木が広がり始めた。道は土から岩へと変わっていく。植物が育たない標高域なのだろうか。

森がなくなり、だんだんと視界が広がっていく。
ある程度の高さまで来たので、他の山の景色も綺麗に見えた。

 更に進むと、土はなくなり、瓦礫がとてつもない角度で積み重なっている。注意しないと、すぐに岩は崩れ落ちるし、傾斜がきつい為、時には四つん這いにならないと登れない。私は登山靴ではなかった上に、足首は古傷でボロボロなので、怪我しないように慎重に登った。

森の中ではスタスタ歩いていたデイビッドだが、
高所恐怖症らしく、ヒーヒー言いながらゆっくり登っていた。
それでもカメラを向けると笑顔の彼。
崖を登るタイラー。
てかこれもはやロッククライミング?w
後半はずっとこんな感じ。

 カスケード山は4つのピークの先に頂上がある。ピークを一つずつ超え、尾根を伝って頂上をひたすら目指していく。昼食にハムエッグチーズを挟んだベーグルを作っており、他にもナッツなどの食料を持参していたので、ちょこちょこと休憩を挟みながら登った。

落ちたらと思うと。。。
登山途中に聞いた話だが、毎年1組はこの山で行方不明になってるらしい。。。

 最後のポイントに傾斜がより急な上、小石まみれで足場が悪い場所があった。一歩ずつ進んでも小石が崩れ落ちてなかなか進まない。しかし苦しいそのポイントを超えると、ようやく頂上にたどり着くことができた。標高2,998m。天候にも恵まれ、頂上からは周りの山々や湖、バンフの街が一望できた。

山頂付近には8月にも関わらずまだ雪も残っていた。
デイビットとタイラーも無事登頂成功。
山頂でのひとときは最高に気持ち良かった。

 その後はもちろん下山。下山の方が楽は楽だが、高所恐怖症のデイビッドにとっては最悪だったみたい。ゆっくりのペースだったが、9時間かけて無事山の麓まで戻ることができた。

帰り道にはすぐ近くの距離に鹿もいた!

 タイラーは違うホテルに泊まっていたが、帰り道に我々の食材調達のため、スーパーに寄り道してくれた。ホステルに送ってもらい、シャワーを浴びてデイビッドと夕食作成。今日は特大のステーキだ。

量がありすぎて食後しばらく動けなかった。

 疲れ切っていたし、夕飯も沢山食べたので、今すぐにでも寝れる状態だったが、タイラーからデイビッドに連絡が入る。「奢るから街で飲もう!」と。せっかくのお誘いだし、街に行くことにした我々は夜の11時にダウンタウンへ。タイラーと合流し1軒目でビールを飲むも、タイラーは既に千鳥足。ここに来る前に12缶ビールを飲んだらしい笑 更に2軒目でテーブルに着くなり、タイラーがラム酒を持ってきた。店の中ではバンドが演奏しており、楽しい時間を過ごすも、タイラーは完全に酔い、私は爆睡。

店の中はかなり盛り上がっていた。
爆睡してるところを写真で撮られた。
大口を開けて爆睡しており、他の客にも笑われていたらしいw

 最後は最年少のデイビッドがタイラーのためにタクシーを呼んで彼を送り返し、私をホステルまで連れ帰るのであった。 

8/1 Banff Downtown (走行距離:0km)

 昨日はかなり飲んでいたが寝起きはすっきり。しかし、起き上がろうとすると「あれっ?」体がとてつもなく重く動かない。全身ひどい筋肉痛であった。下半身は日頃から自転車漕いでいるので筋力に自信はあったのだが、登山で使う筋肉とは全く違うみたいだ。3日間国立公園をサイクリングし、そのまま登山もしたから今日はオフにすることにした。デイビッドはこのホステルにもう一泊する予定だったが、私もバンフ内にいるし、キャンセルして、今夜は一緒に近くのキャンプグランドに宿泊することにした。(キャンプグランドは徒歩で街から1時間ほどかかるのだが。。。)

 日中は彼もいろいろデスクワークがあるらしく、私もブログの更新作業があったので、街中のカフェに入り各々作業を進める。夕方頃にキャンプ用にホットドッグやマシュマロ等を購入し、キャンプサイトに向かった。

街からは昨日登ったカスケード山が見える。
お昼にはラーメンを食べたが、味は普通。。
街にもう一軒ある『ラーメン嵐』という店の方が美味しかったらしい。。

 街からキャンプ場までは坂道を登るし、筋肉痛で歩くのも大変だったが、昨日の山道と比べたらなんのその。たらたら歩きキャンプ場にようやく着くと、我々は早速夕飯の支度に取り掛かる。火を薪につけ、ホットドッグやポテト、ナス等のBBQをした。最後にマシュマロとクッキーをデザートに!ホステルに泊まるより、ずっと安いし、『レジャー』のキャンプが出来て本当に楽しかった。優しく、常に笑顔のデイビッドともすっかり仲良くなった。

本当に良い奴で私は彼のことが大好きになった笑

今度は都会に逆戻り

8/2 Tunnel Mountain VillageⅠCampground〜Calgary (走行距離:133.6km)

 早朝、薪に火をつけ、朝食の支度。デイビッドはジャスパーに車で戻り、明日から3日間ジャスパー国立公園内でバックカントリーキャンプをするらしい。迎えの車は夕方ピックアップに来るみたいなので、またしても街中でデスクワークをするようだ。私は相変わらず全身バキバキで動ける気がしないのだが、先に進みたいため、渋々カルガリーに向かうことに。

朝食のサンドイッチ。
これにアボカドを乗せて食べた。

 寂しくなるがデイビッドと別れのハグをして、サイクリングスタート。しかも距離は130km以上。今のコンディションでこの距離は中々大変そうだが、行くしかない。幸いほとんど下り坂だ。

デイビッドが登ったランドル山を見ながらスタート。
あっという間に山の景色は無くなった。

 下り坂のおかげで、予定より早くに目的地であるカルガリーに到着。ここは都会ということもあり、Warm Showersのメンバーが沢山いたので、ホームステイできる場所を事前に探していたのだが、なかなか見つからない。結局最後まで見つからず、ここでもホステルに泊まることになってしまった。

Warm Showersとはサイクリスト向けのサイト。別記事参照

https://samuraieddy.com/アラス蚊#toc3

↓Warm Showersのサイト

Warmshowers - a Global Community of Touring Cyclists
Join Warmshowers, a global community of cycle tourists. Tour. Host. Support.

↓HI Canadaグループのホステルに泊まることにした。

http://hi calgary city centre hostel

 最近甘えてホステルに散財してしまっている。。

 エドモントンに着いた時は都会に少し戸惑ったり、都会ならではの負の一面を垣間見ることがあったが、カルガリーについては何故だかそういった感情が湧かなかった。むしろこの都市からは良い雰囲気を感じ取った。

ダウンタウンも薄暗いオーラがなく、とても過ごし易かった。
川の逆流する力を利用してサーフィンしてる人を見かけた。
あー、サーフィンしたい。。

 しかし昨日からの筋肉痛が全然取れない。カルガリー内のWarm Showersの他のメンバーに明日のホームステイリクエストを出して、もう一泊ここで休息日を作ろう。今日は町中には出ないで、最低限やることやってすぐに就寝した。

8/3 Calgary都市内 (走行距離:4.2km)

 朝起きるが背中が痛い。昨日、上半身裸でサイクリングしていたせいで、背中が真っ赤になる程日焼けしていた。半袖焼けがひどかったので、意図的に脱いでいたのだが、焼き過ぎてしまった。

完全に焼き過ぎた〜

 筋肉痛は相変わらず治っていないし、背中もヒリヒリだけど、とりあえずキッチンへ。他のHI Canadaホステルの店舗では朝食はついていなかったが、カルガリーの店舗は無料の朝食がついている。国立公園での生活が楽し過ぎて、日記もブログもサボっていたが、朝食後はしっかり作業を進めた。お昼に中華街に行き、本格的なチャーハンを食べた。アジアテイストが恋しかったので、最高に美味しかった。結局Warm Showersでは誰1人としてホームステイ先を見つけることができず、結局ホステルに延泊。とはいえ、休養も取れたし、作業も進んだため、一日を有効に使えた。

(後々聞いた話なのだが、翌日の月曜日も祝日で休みらしく、カナダは3連休のようだ。ホームステイ先が見つからなかったのは、連休であったことも原因の一つであったようだ。)

夕飯に中華街で買ったちまきと、大福を食べた。
懐かしい味や。

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