海から砂漠へ

アメリカ

バカンス終了

9/18 Oahu〜Salt Lake City (走行距離:0km)

 ハワイ島から飛行機を乗り継ぎに乗り継いで、ようやく午後にソルトレイクシティに着いた。飛行機で寝てはいたものの、ハワイとユタの時差は4時間ある。疲れもあったし時差ぼけもあって、ステイ先に着くなり、ベッドに倒れこんだ。起きると既に夕方になっており、ステイ先の家の人もみんな帰ってきている。

 そして、今晩はビビンバを作るとのことだったため、その買い出しに出かけることになった。アジアンマーケット巡りをして、材料を調達。ソルトレイクシティは大きいだけあって、アジアンマーケットも沢山あるし、店の規模も大きい。自転車旅中には見つけられなかった食材を次々カートに入れていく。

 家に帰ってみんなで調理スタート!少し遅めのスタートであったため、出来上がる頃には8時をすぎていたが、久々のビビンバは感動的だった。

ビビンバとチヂミ。
ソースも自家製でとっても美味しかった。

9/19 Salt Lake City (走行距離:0km)

 この日は、家に篭ったきりパソコンいじりと片付け以外何もしなかった。遊び疲れもあったし、たまには良いが、ちょっと時間の無駄使いに後悔。。。

9/20 Salt Lake City (走行距離:0km)

 ようやく遊び疲れも取れたところで、ブログの更新作業開始。パソコンと睨めっこして、家で時間を過ごす。午後になると早めに仕事を終えた相棒のミッキーが家まで迎えに来てくれた。今日は留学していたユタ大学と南カリフォルニア大学(USC)のカレッジフットボールの試合が夜にある。熱狂的なユタ大学フットボールチームのサポーターであるミッキー一家と共にテレビ観戦することになっていた。ミッキーの実家まで移動し、試合が始まる夜8時になると、みんな気合いを入れてテレビの前にスタンバイした。

今年のユタ大学はかなり強いというが、USCもなかなか強い。

 良いプレーが出るたびに大きな歓声が沸くが、一方で相手にやられる時の「NOOOO」もかなり激しい。アメリカ人のスポーツ観戦はいつも賑やかだ。というか熱が入りすぎてついていくのが大変。下馬評ではユタ大学が勝つと言われていたが、3時間に及ぶ試合結果は、『負け』であった。ミッキーの親父さんはひどく落ち込んでいた。

「この敗北はかなりでかいから少なくとも1週間は引きずるよ」

 ミッキーがこそっと話した。(ミッキーも落ち込んでいたが。。。)明日早朝からミッキーと彼の彼女、ドリューの3人でロードトリップに行く予定だったため我々はすぐにベットに入った。

赤土

9/21 Salt Lake City〜Escalante (走行距離:0km)

 朝方3時頃、まだ外は真っ暗だが家を出発。今日はアリゾナの近くにあるかナーブという街に行く予定だ。特別な観光地が街にあるわけではないが、そこには”The Wave”と呼ばれるハイキングコースの入場許可書をとる施設がある。The Waveとは赤土の地層が綺麗に広がる場所なのだが、自然保護のため一日に入れる人数が20人と規制されている。4ヶ月前に申し込みをして選出された10名と、前日にカナーブに行って抽選で選出された10名が入ることを許される。

 我々はこの抽選会に参加するためにこんな早朝に出発したのだ。5時間のドライブを経て明るくなる頃にようやく現地に到着。抽選会場に行くとすでに人が沢山いた。

 10名の枠に対して、参加者は32組、61名。
選出されることを祈ってフィンガークロス。

 あんなに早く起きて頑張ったが、抽選の結果は見事に落選。。。こんなに倍率が高いとは。。。後々インターネットで調べてみると、日によってはもっと応募人数が多いこともあるらしい。

 睡眠不足とロングドライブでヘトヘトな上に落選という結果だったが、気を取り直してまずは朝ごはん。大好きなアメリカンスタイルの特大朝ごはんを食べてみんなようやく笑顔を取り戻した。

朝食の後は爆睡。

 その後は、プランBに変更し、カナーブから車で1時間ほどソルトレイク方向に戻った場所に位置する、ブライスキャニオン国立公園に行くことになった。国立公園に近ずくと普通の砂漠地帯から、赤土の荒野に変わってきた。

赤土でできたトンネル。

朝からドリューの運転でずっと来ており、彼女も疲れていたし、我々も睡眠が足りていなかったため、国立公園内の駐車場でまずは仮眠をとることにした。2時間くらい車で寝ると大分体も軽くなった。みんなスッキリしたところで、ブライスキャニオン内をハイキング。まずは一番有名な景色のあるインスピレーション・ポイントに向かった。国立公園の規模はイエローストーンなどと比べると随分小さいが、赤い岩がニョキニョキ生えてる景色はなんとも奇妙で綺麗であった。

定番のブライスキャニオンの景色。

 いつもであれば国立公園内も自転車でゆっくり巡るのだが、今回は車のため、次のスポットに行くのも楽々移動。移動はちょっと味気ないが、これもこれで悪くはない。いくつかポイントを周り、最後にナバホ・ループ・トレイルをハイキング。傾斜の急な赤土の道を下り、岩の底に向かってゆっくり降りていく。岩を見上げるような深さまで来ると、太陽に照らされた赤土の壁に覆われ、より強い赤色になった。数日前まではヤシの木が広がる海の中にいたのに、今は砂と岩しかない荒野にいるのがなんとなく不思議であった。

グネグネとしたトレイルを降っていく。
底に行くと空気もひんやり。

 ハイキングを楽しみ、1時間ほどドライブして今日はエスカランテという小さな街にステイすることになった。今日は朝がとてつもなく早く、移動も多かったからみんな疲れきっていたが、充実した一日を過ごすことができた。

街で有名なレストランで夕食。

9/22 Escalante〜Salt Lake City (走行距離:0km)

 昨日は疲れており、みんな9時頃に寝たこともあって、気持ちよく目覚めた。B&Bの朝食を食べて、7時半に車に乗り込む。ミッキーはスキーや釣りをよくすることから、雪山や川・森のある山のことはよく知っている一方、ドリューは砂漠地帯が好きらしく、この辺りのことをよく知っているようだ。そんなドリューオススメのハイキングコースに連れて行ってもらうことにした。

B&Bの朝食

 舗装路から未舗装路に入って、グラベルをガタガタ1時間進む。すると一面何もない荒野の中にハイキングコースの入り口が現れた。スポーキー・スロット・キャニオンと言われる場所で、幸い我々が行った時は、ほとんど人がいなかったが、意外と人気のある場所なんだとか。岩を下ると、ビーチのようなサラサラな砂が広がり、砂漠が広がった。

↓スポーキー・スロット・キャニオン オフィシャルページ

Spooky Slot Canyon Hiking Trail
Spooky Slot Canyon is a pretty little intro to Grand Staircase Escalante slot canyons. It's short and gets very narrow in spots. Get ready for a little squeeze.

「この石を積み上げた小山を目印にするのよ」

 好きな砂漠地帯に興奮しながらドリューは話した。通常のハイキングコースは、道を辿れば良い話なのだが、この砂漠地帯は道も砂でわからないし、似たような景色で非常にわかりにくい。そのため、道に迷わないようにコース沿いに石を積み上げた山がポツポツと続いているのだ。

同じ景色が続くため自分の位置が分からなくなる。
この小さな石の山が道しるべとなる。

 しばらく歩くと、トレイルは岩と岩の隙間へと続いて行った。ここは砂漠だが、山の方で雨が降るとこの地にも水が流れ込み、その水が長い年月をかけて岩を削り取るらいしい。そして大きな岩でも徐々に溝が形成され、大きな隙間へと変わるのようだ。

水が少しずつ削っているため、
緩やかなカーブを描いている。

 始めはどんな人でも通れるサイズの隙間であったが、奥に進むに連れて徐々に狭くなっていく。先頭を歩いていた私は、「これ以上進めないから引き返そう」と後ろを歩く2人に言うと、「まだまだいけるよ」と答えが返ってきた。『本当かよ』と内心思いつつ、つっかえながら、そして全身を岩に擦りながらジリジリ進んでいく。途中から前進するのみでなく岩を登ったり降りたりするポイントまで出てきて不安になった。しかし、水が通っていたということは絶対に抜け道も存在するということ。2人の言うことを信じてしばらく進むとようやく拓けたところに出た。

やっとの事で通れるほどの狭さ。
これよりももっと狭くなって出れなくなりそうになった。
脱出できて一安心の図。
砂漠はアラスカと比べると野生動物は少ないが、
蛇や甲虫など砂漠特有の動物を発見。

 3時間のハイキングを終えると、「砂漠のハイキング後はビールを飲むのが伝統なんだ」と言われ、ミッキーにビールを手渡された。昼からグビっと一杯飲み、乾いた喉を潤す。車に乗り込んで、ドリューのお気に入りのカフェに移動を始めた。何もない砂漠と岩に囲まれた道を進むと、ポツンと看板が現れた。看板方面に向かうと、絶景に囲まれたオシャレなカフェが出てきた。ここは観光ではなかなか見つけにくい場所だが、日本人観光客も絶対に気にいる場所だろう。

↓コーヒーショップのウェブサイト。国立公園巡りをする方には是非オススメしたい。

Kiva Koffeehouse and Kiva Kottage

 カフェで一息ついたところで、もう一つのポイントで軽くハイキングすることになった。すぐ近くのところに滝があると聞いていたため、滝だけ見て帰ろうと思ったのだが、歩いても歩いてもなかなか出てこない。滝を見て帰って来た別のハイカーにあとどれくらいか尋ねてみたところ、往復で4時間ほどの距離であることが判明。帰りの時間もあったため、残念であったが今回は引き返すことになった。

ハイキング途中で見つけた古代ペイント。
遠くの岩面に3人の人が描かれている。
赤土にさよならを言いながらソルトレイクシティに帰った。

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