初ペアランスタート!

カナダ

バイソン祭り

7/8 Watson Lake 〜 Random View Point (走行距離:106.2km)

 今朝は、朝一で買い物する約束だったので、頑張って起きる。後から来たドイツ人サイクリストはまだ寝てるようだったが、彼は今日ワトソンレイクでもう一日休むらしい。

1サイトに3つのテント

 トーヴァと準備を済ませて、いざ出発。街の中に行くと、面白いことに、世界の国旗が街中に飾られており、たまたま日本とドイツの国旗が一緒に掲げられていた。

まるで同盟のようだ。

 街のスーパーで5日分の食料を購入し、それぞれなんとかバッグに収納。いよいよ初のペアサイクリングスタート!

これまでユーコン州とブリティシュコロンビア州の境界線を行き来していたが、今度こそしっかりとブリティシュコロンビ州へ入った。
州を跨ぐとこんな看板が。。バイソン楽しみ。

 少し進むとバイソンの大群が!車が通っても動じずに群れてたと思いきや、自転車が通ったら一斉にみんな逃げ始めた。まだ小さな子供もいたし、見慣れない自転車が怖かったのだろうか。しばらくバイソンの群れを追いかける形でサイクリングした。

大量のバイソンが縦横無尽に走り抜ける。
しばらくバイソンを追う形で走行。

 またさらに進むと、ブラックベアーも見えたが、バイソンに比べると小さく、あまり怖く感じなくなった。(グリズリーはでかいから怖いけど。。)

 ちょうど今日進みたい距離の先には何もないため、適当なビューポイントで野宿をすることにした。たまたまここはベンチもあり、眺めも悪くない。たまたまキャンピングカーで通りかかったルーマニア人の観光客が食料を沢山分けてくれた。「俺たちの旅はウォールマートからウォールマートまで行くだけだから」と笑って言っていたが、本当にありがたい。

かなりたくさんの食材を頂いた。ありがとう。

 夕飯は、購入したスパゲッティの粉末ソースがあったので試してみることにするも、トマトペーストと合わせないといけないことに気づく。カフェでもらった小さいケチャップで代用してなんとかスパゲッティ作成。味は、、うーん可もなく不可もなく笑

いつもは米だが、久々のパスタ。

飯も済んだところで、それぞれテントへ。風が強いが熊は出なそうだ。てか出ないでくれ。

41歳チャリダーなかなかやりおる。

7/9 Random View Point 〜 Liard River Hot Spring(走行距離:110.3km)

 さぁ今日はいよいよリアードリバーホットスプリングに行く日だ。トーヴァと昨日話した通り、なるべく早めに出発して、早くから温泉に浸かるため、5時頃に起床。しかしやはり朝早いと寒い寒い。テントは結露で濡れ、息は真っ白。しかも夜中に雨が降っていたみたいだ。コーヒーを作って、昨日もらったベーグルをトーヴァと食べる。太陽が出るとかなり暖かく、本当に太陽様様。結局テントを乾かしていた関係で、出発は7:45。

太陽がないとかなり気温も変わる。
風は冷たいし、体も冷えるが自転車を漕ぐとちょうど良くなり、
サイクリングする頃には意外に気持ちよかった。

 途中にあるモーテルキャンプグランドでランチ休憩。マフィンとコーラを購入して、自分たちの食材を広げていたら、店の人に「商売してるんだからここでピクニックはやめてくれ」って言われてしまった。我々も店の商品買ってるんだが。。。とはいえ、もう食材も広げてしまっていたので店の人も「今回はいいけど。」と言ってくれた。

 ランチ後は、そこまで坂道はないはずだったのだが、今日は向かい風が強い。「こんなはずでは、、」とトーヴァと話しながらも風に立ち向かう。交代交代に前に出て風避けになるも、なかなか辛い。途中で現れるバイソンは何のことだかと言った顔で呑気に草を食べてる。それにしても、41歳なのにトーヴァはこの環境下でもよく自転車を漕ぐものだ。

なんかデカイけど、ボーッとしていて「何考えて生きてるんだろ?」
ってつい心の中で思ってしまった笑

 やっとの思いで目的地に到着するが、人気がありすぎてキャンプサイトは埋まってる。たまたま近くを通りかかったカルガリーから来ている夫婦に話してみるとキャンプサイトをシェアしてくれるとのことで、テントをサイトの端っこに設営させてもらえた。ようやく準備も整ったところで、トーヴァと2人で温泉に向かう。

温泉の入り口。

 しばらくトレイルを進み、木の道を進むと硫黄の匂いがしてきた。やっと風呂らしい風呂が姿を現した。この旅に来てから一度も湯船に浸かってなかったから日本人としては念願の温泉で、大興奮。全裸で入れないのと体洗う場所がないのが少し残念だが温泉自体は最高!

温泉までは約600mほどのトレイルを進む。
温泉好きの私は数時間ここに入り浸ってしまった。

 夕飯は、キャンプグランドをシェアしてくれたアンとロブと話しながら、炒飯を作る。2人は娘が4人いるが、それぞれ大きくなったので、2人だけでロードトリップを楽しんでるようだ。白ワインもご馳走になった。1.3リッター鍋にマックスのチャーハン。何度も言うが、これ食べた上に、エナジーバーと食パンを何枚も食べれちゃうから自分でも驚きだ。

チャーハンは間違いなく美味い。

また、アンとロブに自分のルートを伝えると、「カルガリーとバンフの境目くらいに住んでるから泊まっていいよ」と言ってくれた。トーヴァはカルガリーで奥さんと合流して、しばしカナダを観光するらしく、ルートは未定だったが、思わぬオファーに喜んでいた。

7/10 Liard River Hot Spring 〜 Nearby Toad River(走行距離:94.2km)

 私はモーニングパーソン。みんなが起きるより少し早く起きて、用を足して、水汲みして、せかせか働いてると、しばらくしてトーヴァやアン・ロブ夫婦も起きてきた。ロブに朝のコーヒーをご馳走になると、2人はその後すぐに出発。

アン・ロブをお見送り。2人と写真撮り忘れた。

残されたトーヴァと私は昨日の疲れもあり、ゆっくり目にスタート。本日は終盤にキツイ坂が待っている。まず朝一発目の坂道を終わらせると、野生のヤギとこんにちは。

この子達はまったく動じなかった。

そこから間も無くの距離で、工事現場が現れる。ここから7キロは道路工事のため、走行不可。おっちゃんのピックアップトラックに自転車を積んで車に乗り込む。

途中の坂を乗り越え、ちょっと得した気分。走行可能の場所まで送ってくれ、水もくれた。

車を降りてからはグラベルやアップダウンの道をただただ繰り返す。もうちょっと先まで車で行きたかったなと内心弱い部分が出てしまう。。

途中かんかん照りの中でお昼休み

 しかし、辛い思いしながら坂道登ってると、しばらくしてマンチョレイクが出てきた。それはそれは水がエメラルドグリーンで綺麗なこと。正直坂道を走ってる時は、「なんで俺はこんなことしてんのや」と思ってしまうこともあるのだが、その後こういったご褒美があるとモヤモヤした気持ちも洗い流される気分だ。

静かでエメラルドグリーンなマンチョレイク
透明度も素晴らしい。

 パンは大量に購入していたが、同時に大量消費しており、ちょうどマンチョレイク付近にベーカリーがあったので、パンを丸々一個それぞれ購入。一息ついたところで、本日の最大の難所に向かう。なかなか長かったが、そこまで急ではなく、思いのほかすんなりと登れた。

坂道下り途中にはムースのファミリー発見。雄には既に立派な角も生えていた!

 本日は、坂を下りきった橋の近くで野宿することにした。流れは強いがいつもの沐浴でさっぱり。やっぱり全裸でシャワーが良いね。(トーヴァは冷たいからとコップで体を洗っていたが)

今日のキャンプ場所。
晩飯はチリスパイスとブイヨンで煮物

第1の試練終了!明日は更に高い坂道が待ち受けてるので、頑張りまっす。

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