初めてのハワイ 前編

アメリカ

リハビリ

9/7 Taylorsville〜Island of Hawaii (走行距離:0km)

 実は、かなり前からユタ州に9月頭に到着できるようプラン立てていた。理由としては、10年来の大切な友達がハワイで結婚式を挙げる予定があり、一旦、知人の多いユタ州に自転車含めた道具を置いて、ハワイに飛ぶ予定があったからだ。

 日本を発つ直前にも、仲の良い別の友人の挙式に招待されていたのだが、この時は旅の前半戦であるアラスカ・カナダの気候等を考慮し、挙式前にアラスカ入りをしていた。当時、挙式に参席できなかったことに少し悔いがあったため、今回は事前にしっかり計画立てて参加できるようにしていた。

 ハワイ出発当日、午後のフライトに合わせて荷造りをし、マイアに車で空港まで送ってもらった。『最近自転車より、飛行機の方が乗ってるな』と思いつつ、実は人生初のハワイに少し興奮しながら機内に乗り込む。先週行ったロスを経由し、ハワイ島のコナ空港に夜8時頃に到着した。飛行機を出ると、ユタやロスと違い、一気にじっとりムワッとした空気が全身を覆った。

コナの空港はレストランとギフトショップ以外、
基本屋外スタイル。(屋根だけついている)
南国感満載だった。

 前日にハワイ入りしていた友人に車でピックアップしてもらい、ホテルに向かうなり、新郎新婦含め、結婚式に参加する人との交流会(飲み会)に参加した。結婚する友人は大ベテランのサーファーで、私は彼のおかげでサーフィンに出会うことができた。参席する新郎側の友人もみんなサーフィンを通じて知り合った仲間であり、海外にサーフトリップに行ったり、日本では毎週サーフィンに行く仲だった。そんな家族のような仲間に久々に会い、新たに出来た友達含めて過ごす夜は最高に楽しいものだった。

日本の飲み会ゲーム教えたら、
意外とみんな楽しんでくれた。

9/8 Island of Hawaii (走行距離:0km)

 本来は早朝起きてサーフィンに行くつもりだったが、昨日飲み過ぎてみんな起きれず。。。今日はサーファーとしてはゆっくり目のスタートを切った。友人に日本から持ってきてもらったMy ボードを車に積み込み、色々なサーフポイントをチェック。日本にいた時は当たり前にやっていたポイント巡りがとても懐かしく感じられた。入るポイントを決めて久々に入水。4ヶ月ぶりのサーフィンだったため慣れるまで絶対波乗れないな、と思いながらもサーフィンリハビリをスタートした。私がハワイに到着する前に、既に友人たちはこのポイントでサーフィンをしていたらしく、1人は浅瀬のリーフにハマって見事にサーフボードを破壊していた。そのため怪我や板の損傷にビクビクしながら海に入っていたが、それらを恐れる以前にまともに波に乗ることができず、結局水に慣れるだけのただの『リハビリ』で終わってしまった。

久々のサーフィンがハワイだなんて贅沢。

 3時間くらい海に浸かったところで、一旦上がってランチブレイク。そのまま宿に戻って午後に向けて少し休憩。最近流行ってるネットフリックスのTVドラマを見て、昼寝して、午後は新たなサーフポイントを開拓をすべく、島の南端に向かうことになった。ハワイ島は自然豊かであるが、サーフィンができるポイントはオハフ島やカウアイ島に比べると少ないと言われている。とはいえ、実際に目で見てみないとわからないし、新たな土地でポイント開拓するのは楽しいものだ。波をチェックしながら海岸線沿いをひたすら走行した。

田舎道をひたすら走行。
島のいたるところが溶岩で固まっている。

 ハワイの印象は『小さな自然豊かな島』であったが、実際に車で回ってみるとハワイ島は思いの外大きく、車で回るのにもかなり時間がかかった。開拓しつつ、キャプテンクックが寄港し殺されたケアラケクア湾なども観光した。

ケアラケクア湾はサーフィンではなく、シュノーケリングで有名なようだ。
陸はもちろん海岸付近まで溶岩で埋まっている。

 結局、出発してから南端に着くまでに3時間ほど要し、着いた頃にはすっかり夕方になっていた。この日は風も強くコンディションが優れていなかったし、やはり噂通りサーフィンが出来そうな場所は限られているようで、良いポイントを見つけることはできなかった。しかし、南端ポイントは切り立った崖になっており、壮大な眺めを拝むことができた。

South Point Cliff Dive
ここはクリフダイビングのスポット。
飛び込んでいる人もいたが、着替えが面倒で我々は1人も実施しなかった笑

 結局時間もかなり遅くなってしまっていたし、帰りの宿までの距離もかなりあったため、午後はサーフィンすることなく、ドライブだけで終了した。

帰り際に立ち寄ったメキシカンで夕食。
帰り道、激しく雨が降ったが、
夕食後は降り止み、綺麗な夕日が現れた。

結婚ってええな

9/9 Island of Hawaii (走行距離:0km)

 昨日は、午後サーフィンもしなかったし、お酒も飲んでいなかったため皆一発で目覚め、早朝に出発することができた。今朝は昨日の午前中に入ったポイントとは別の場所でサーフィン。太陽が出てしばらくすると一気に気温も上がり、自転車で焼けた肌がさらにジリジリと焦げていく。昨日よりは波にも慣れてきた。この日も2-3時間サーフィンして一度陸に上がりまったり。カフェでゆっくりしてから夕方からの挙式に向けて宿に戻った。

 今回の結婚式はブライズメイド式で、私ともう1人の友人が同じ衣装で入場することになっていた。初めての経験だったためちょっと緊張しながらもとても楽しみだった。

ロッカーで着替えてスタンバイ。
左からケンタ、主役のカイ、私。

 挙式の時間が来るとスタッフに呼ばれ、会場に向かった。会場はビーチが目の前に広がるとても素敵な場所で、綺麗に夕日が輝いていた。打ち合わせ通り、私の友人は新婦の妹と、そして私は新郎の妹と入場し、参席者に見守られながら、静かに式が始まった。始めは新郎も少し緊張した表情であったが、新婦が現れるなりその緊張も緩み、とても和やかな、そして笑顔溢れる式となった。夕日をバックに見る新郎の姿はすごく格好良かったし、新婦もとても綺麗で、本当に良い式だった。おめでとう!!

 私は、今回の旅をするにあたり、長らく独り身であったし、現在は明らかに結婚とかけ離れた生活をしている。しかし、実は結婚願望はしっかり持っており、憧れすら感じているため、彼らのこの上ない幸せそうな姿を見て、嬉しく思うと同時に、『結婚ってええな』と羨ましくも思った。私もいつか彼らのようになれるだろうか笑

天気も良く、本当に素敵な式だった。
新郎新婦といつものサーフィンファミリーで撮影

 式の後は、別の会場に移動してみんなで食事。サーフィン仲間はもちろん、昨日知り合った方々とみんなで豪華な食事を楽しんだ。途中、ブライズメイドで一緒に入場した友人のケンタからも心温まるスピーチがあり、本当に本当に良い時間を過ごすことができた。挙式に招待してくれた友人には感謝の気持ちでいっぱいだ。ありがとう。

ケンタの心温まるスピーチ

9/10 Island of Hawaii (走行距離:0km)

 挙式の翌日、ハワイでのメインイベントは終わってしまったが、代わりに今日からはサーフィン三昧だ。本日も昨日と同じサーフポイントである”Pain Tree Beach”に行き、青空のもとサーフィンを楽しんだ。自転車のパドルでだったら今は誰にも負けない自信があるが、サーフィンのパドルはまだまだ本調子ではない。それでも、海に入ることはとても気持ちよく、全身が清められるような気がした。

 午後は、海から直接地元のスーパーに行って大量の食材を購入。サーファー仲間以外の結婚式参加者も集まり、ホテルの庭でBBQを行なった。日本でもサーフィンしてからBBQはよくやっていたけど、これをハワイで出来るだなんて贅沢すぎる。新郎新婦もようやく結婚式の準備から解放されてホッとした様子だった。

森で1人飯よりもやっぱりみんなで食べるのが良い!

 ビールにお肉に、ハンバーガーに。たくさん食べてようやく落ち着いたところで、今度はサプライズが待っていた。結婚した友人、カイと私の誕生日がちょうど9月であったため、みんながバースデイサプライズをしてくれたのだ!この歳になるとなかなかお祝いなんてしなくなるものだけど、ケーキにプレゼントまで頂いて、嬉しくて仕方なかった。一生ものの最高の仲間達とこんな素晴らしい時間を過ごせるなんて、私は本当に幸せ者だ。Big Mahalo!

去年も一昨年このサーフィンメンバーで誕生日を迎えたが、
今年もみんなと過ごせるとは!本当にありがとう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました