『やりたいこと』と『やらなくてはならないこと』

アメリカ

自問自問

2/24 Salt Lake City (走行距離:0km)

 2週間前にアメリカで運転免許証を取得しようと、筆記テストを受けて無事合格しいたが、今週は次のステップである実技テストがある。そのため本日、明日と仕事のオフをリクエストしていた。5月まで有効の国際免許証を持ってはいたが、その後は日本で再度国際免許を更新しない限り、アメリカでは運転できなくなるし、免許証さえ取得すれば身分証としてパスポートを持ち歩かずに済む。(ユタ州は特に飲酒の年齢制限に厳しく、飲まなくてもバーに座るだけでIDが必要なのだ。)

 実技テストは明日であるため、本日は午前中に予約していたレンタカーをピックアップして、練習がてらアンテロープアイランド州立公園にドライブに行った。

コンパクトカーをレンタル。

 アンテロープアイランド州立公園はソルトレイクシティから北に車で約1時間進んだところに位置しており、グレートソルトレイクが一望できるスポットだ。ここに行くのは実に6年ぶりだ。入場料金の10ドルを支払い、1人で公園内をドライブ。平日なのでほとんど人はいなく、ゆっくり景色を楽しむことができた。

↓アンテロープアイランドの情報

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入り口の様子。
公園内は野生のバイソンが沢山いるためバイソンの置物が。

 ここ最近怪我の影響でスキーにも行けなければ自転車にも乗れず、仕事も十分にできない状況が続いていたためモヤモヤすることが多かったが、やっぱり自然は良い。湖や山を眺めながら、ボーッと1人の時間を過ごした。

ゆっくりモソモソ草を食べるバイソンたち。
何を考えて生きてるのだろうか。。

 これまで自分の人生を振り返ると、何かに向かって必死に突き進んでいた気がする。学生時代は部活と留学。毎朝5時に起きて部活に向かい、そのまま学校へ。授業後は留学資金を貯めるべくアルバイトし、合間には留学のための勉強や準備で、常に忙しくしていた。

 社会人になってからは、仕事で学生時代以上に忙しくなり、ほとんど寝ない生活をすることも多々あった。かなりしんどい生活であったが、大学卒業後に読んだ一冊の本『行かずに死ねるか』の影響で、いつの間にか自分の目で世界を見るべく、『世界自転車旅』を次の目標にしていた私はそれを糧に仕事も頑張ることができた。資金作りのために週末も会社に内緒でアルバイトをしていた程だ。今考えるとかなり無茶な生活をしていた気がする。

 だが今はどうだろうか。必死に4年間準備して、ようやく旅へ出発することはできたものの、現在は旅をしているわけでもなく、人の家に厄介になりながら、ただただアルバイトして生活しているだけではないか。また、旅を再開させたとしても、旅の完結後のビジョンがあまり見えてこない。旅を完結させないと、人生一生後悔が残るのは間違いないのだが、同じ世代の友人たちが自律し、社会貢献したり親孝行しているのを見ていると、余計に自分がプラプラしている様に感じてしまった。また、自分の選択でここに今いるわけだが、文化や言語の違いもあるし、なかなか理解してもらいつつ、深く話せる相手もいない。ちょっとした孤独を感じつつ、結局1人で自問自問の繰り返しが続くのであった。

グレートソルトレイクの湖畔で沈みゆく太陽を眺める。

 すっかり夕方になり、湖の辺りで夕陽を眺めていると、私の好きなある人の講演会に行った際に、彼が放った言葉を思い出した。

「若い頃はただただ『やりたいこと』をひたすらやっていたが、歳を取るに連れて、やりたいことから『やらなくてはならないこと』にシフトしていった。

 今の私は『旅』というやりたいことはあるものの、『やらなくてはならないもの』が明確に見えてこない。しかし同時に『やらなくてはならないこと』を徐々に見つけないといけない時期になってきている気もして、若干の焦りも感じている。この旅を通して明確なビジョンであったり『やらなくてはならないこと』を見つけて、自問自答できる日が来るであろうか。

2/25 Salt Lake City (走行距離:0km)

 本日は運転免許の実技テスト日だ。朝試験会場に向かい、車の中で待っていると試験管である大柄な女性が助手席に乗り込んできた。

「はい、今日は縦列駐車とUターン、3点ターンと上り坂での駐車をしてもらいまーす」

と言われた。

まずは車を発進させ、運転練習コースで、縦列駐車を実施し、そのまま公道へ。誰もいない公道に移動しターンを実行後、またしても練習コースに戻って坂道駐車。試験管が乗り込んできた場所に戻ると、

「はい。合格でーす。2、3週間後に免許証が届くのでそれまではこれを使ってねー」

と言われ、紙ベースの仮の免許証を渡された。試験自体10分ほどであっただろうか。日本の免許テストと違って非常に簡単であった。

免許テスト後は合格ご褒美がてら好きなCafe Rioでランチ。

 その後は車もあるし、アウトレットやアウトドアショップ、自転車屋等に行って、今後の旅に必要な物のチェックや自転車カスタマイズの相談をするのであった。サイクリングもいいけど、ドライブもいいよね。(当然だけど楽笑)

車があると楽。
アウトレットに行くためパークシティーの方まで行った。
安定のアウトドアショップ店、REI。

2/26-27 Salt Lake City (走行距離:0km)

 26日は一日中仕事。昨日でレンタカーは返してしまったのでまた車なしの生活だ。行きも帰りも車あったら本当に楽なんだけどなー笑 

 27日は手術後の途中経過を確認してもらうため、朝から病院へ。初めてギブスを取って術後の自分の指を見たが、三本のピンが自分の手から突き出ている。なんとも希妙な光景だ。

ちょっとグロテスク。。

 レントゲン確認をして医者が「順調に回復してるね」と一言。2週間後に再度病院に行き、その時三本のピンも引き抜く様だ。簡単なスキーならもうしてもいいよとも言われた。

 一安心して、病院を後にし、その足でメキシコ領事館に向かった。メキシコを通過する上でビザ関係のことを確認しておこうと思ったのだ。メキシコ人が溢れる領事館でみんなにじろじろ見られながらアジア人1人(私)は列に並ぶ。セキュリティ通過してビザ関連のことを担当者に聞くと、どうやらどの国の人でも観光であれば6ヶ月まではビザなしでメキシコに滞在できるらしい。

メキシコ領事館へ

 用事も済ませたところでランチし、午後のシフトのため仕事に向かった。

気になっていたレストランでサーモンとパスタ。
病院後は美味しいご飯を食べるのが習慣になった笑

カクテルナイト!

2/28 Salt Lake City (走行距離:0km)

 サラリーマン時代は華金を大いに喜んでいたが、今は気持ち的に何も変わらぬ金曜日。朝から晩まで一日仕事をこなす。

 仕事後は、以前から職場の仲間たちと計画していたカクテルナイト(2回目)を行う予定であったため、職場仲間の家へ。みんなお酒を持ち寄り元バーテンダーであった仲間を中心に色々なカクテルを作成し楽しんだ。

マンハッタンなんとかというカクテル。名前忘れた。。
ウイスキーとワインベースのカクテルだ。
職場仲間はみんな本当にいい人ばかり!

2/29 Salt Lake City (走行距離:0km)

 翌朝、友人宅で目を覚まし、朝ごはんにパンケーキとベーコンをご馳走になってから家に戻った。昨日はみんなでかなり遅くまで起きていたし、家に戻るなりもう一度寝てしまった。今日は仕事もなかったし、留学していたときの仲間4人でご飯に行く予定であったため夕方には起きて準備した。

 時間に友人が迎えに来てくれたため、焼肉レストランに向かい、お肉大量摂取。食後には更に別の1人が合流して5人でボーリングに行くことになった。お肉も美味しかったし、怪我してから、久々に運動(?)をしてスッキリするのであった。

今日はお酒なし。肉を存分にいただきました。
元々左手使わないからプレイできるけど、なんとなくいつもより調子悪い。。

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