新たなサイクル仲間

カナダ

サイクリストフレンドリーな人々

7/6 Continental Divide Lodge〜Watson Lake Campground(走行距離:138.44km)

 昨日の大雨と雷で何度か夜中に起きたが、割と体は回復した。オートミールを食べてから、キャンプグランドの受付へ。そこのレストランでコーヒーを飲んでしばらくまったり。コーヒーは昨日仲良くなったスタッフが無料で振舞ってくれた。さらにクッキーも安くしてくれた。

スタッフのジェニファーと。
お世話になったキャンプサイトのお店。

 居心地が良いほど去りたくなくなるもので、早めに起きたのにまたしてもゆっくりの出発となった。

綺麗な湖が沢山ある
途中何もないから、ガードレールでお昼休憩。

 昼休憩して、腹も膨れたところで、サイクリング再開すると、左手に茶色い物体が。。グリズリーだ。自転車に乗ってる時は熊は一度も見てなかったが、今回初めて、しかも数メートル先で見た。向こうは何もしてこなかったが、こちらは全速力で自転車を漕ぐ。すると今度はブラックベアーが現れる。写真撮る間もなくひたすら自転車を漕ぐのだった。

 この先はジャスパーナショナルパークに行くつもりだが、今日進みたい距離の終盤で分かれ道がある。キャシアーハイウェイを行くと自然が美しく、車も少ない。坂的にも比較的楽だが、熊が出やすいのと、距離が100kmほど長くなる。一方アラスカハイウェイを行くと、交通量は多いが、その分熊は出にくい。途中に野生のバイソンを見れるし、天然の温泉もあるが、坂道が多い。どちらの道もメリットデメリットはあり、非常に迷ったが、どうしても温泉に入りたく、アラスカハイウェイを行くことに。分かれ道を過ぎてから20kmほど進むとキャンプグランドがあった。ここはWatson lakeという街からも近く、途中で熊も見たから、野宿でなくキャンプグランドに入ることにした。

 中に入ると、ホワイトホースのビジターセンターで会ったドイツ人サイクリングがいた。彼はオーストリア人の旅人たちのキャンプサイトにお邪魔させてもらってるようで、私もそこに行くと、みんな歓迎してくれた。同じサイトにテントを立てさせてもらえる分、キャンプサイト料金を払わなくて済むし、おまけにビールまで頂いた。汗だくだったので湖で泳ぎ、サッパリしたところで夕食タイム。人の優しさに日々感謝感謝。

右の青シャツがドイツ人サイクリスト、トーヴァ(41歳)
その他3人は70歳のおじいちゃんオーストリア人。若かれし頃はいろんな旅をしていたようで、
聞いていてとっても面白かった。(特にアマゾンでの原住民との生活はすごいストーリーだった)
みんなドイツ語で会話。英語ももちろん話せるので私がいる時は英語で
綺麗な湖。水温も寒すぎずさっぱりした。

明日はワトソンレイクの街で一日休憩して、明後日から温泉方向に向かって頑張ろう。

7/7 Watson Lake街中 (走行距離:16km)

 7時頃に起きると、ドイツ人サイクリスト、トーヴァもテントから同じタイミング出てきた。湖で顔を洗って歯磨きしてると、キャンプサイトを共有してくれた、おじいちゃんも散歩してる。おじいちゃん3人は街で朝飯食べるからもう出発するとのことで、別れの挨拶をした。トーヴァと2人で朝食を済ませ、今晩の分のキャンプサイト代金を割り勘。必要な荷物だけ持って街に出かけた。

 まずはランドリーで一緒に洗濯物を済ませ、コーヒーを飲みながらウダウダ。カフェに小分けのジャムや、ハチミツが大量に置いてあったので、それを2人で大量に持ち帰る。洗濯が終わるとそのまま近くのビジターセンターへ。地図をもらってから、free wi-fi使って2人でタブレットやパソコンをいじりつつ、電子機器の充電。しかしここでGarmin(自転車の距離や速度、高度などの情報を測定する機器)が壊れていることが判明。うーんこれは痛い。

ビジターセンター近くに飾られる大量のサインポスト。世界中のサインポストがある。

 3時頃にビジターセンターを出て、スーパーに行った。今日は今晩の品物だけ買って、明日、通りかけに今後の食料を買うことに。2人でスーパー内のイートインコーナーでチーズバーガーを食べ、そのままトーヴァはキャンプグランドに帰った。私はもう一度ビジターセンターに向かってネットと充電。6時頃になって、ようやくキャンプサイトに戻った。キャンプサイトは、綺麗で冷た過ぎない湖があるからいいのだが、街から8キロでほぼ坂道とグラベルだから何度も往復するのは少し面倒。くたびれながらも湖にダイブして、調理開始。街を出る前にひき肉を買ったので、チリソースと合わせてチリミートを作ろうと思ったのだが、肉がまさかのひき肉でなく普通の肉!

ひき肉でなかったので、急遽ステーキとチリ風味野菜炒め作成。悪くはなかった。
面白いことに肉は割と全般的に安い。

 10時近くに寝ようとしてたら、別のチャリダーが現れた。トーヴァは既に出会ってるらしく、彼もドイツ人だったので、2人は会話を始めた。だが私も何処か彼を見たことがあった。「アラスカにいた?」と聞いてみると、やはりサイクリングしてたみたいだ。詳細を話してみると、すれ違いざまに我々も会っていた。(彼はアラスカ最北のプルトベイまで行ったみたいだ)よく同じ人に会うのはサイクリストあるあるみたい。それにしても、トーヴァといい、彼といい、色々なところを旅しているみたいで、まったくドイツ人のアクティブさはどうなってるんだか。

Team Germany

 結局彼も同じキャンプサイトにステイし、夕食が終わるまで話していたら、なかなかいい時間になってしまった。でもいつも新しい人と出会うのは面白い。明日からはトーヴァと向かう方角は一緒だし、しばらく共にサイクリングをする予定だ。初めてのペアランにワクワク。

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